ダイレクトボンディングとは
歯科用コンポジットレジンの中でも、特に強度があり審美性の高いタイプの白いペーストを歯に直接のせ、光で硬める方法です。
ダイレクトボンディングのメリット、デメリット
ダイレクトボンディングのメリットは、ほとんどの場合1回の治療で完結することができ、歯を削る量は最小限ですむことです。
一方、型をとって作るタイプの詰め物の場合、通院回数は最低でも2回は必要になります。また、はめ込む方向の制限があり、どうしても削る量が多くなってしまいますがダイレクトボンディングは歯を全く削らないか、最小限で済ませることができます。
近年は材料も良くなり、以前のように年数がたつと黄ばむということもなくなってきました。
デメリットは、セラミックより柔らかい素材で、適用できる症例が限定されることです。
また歯への繊細な接着操作や色合わせなど、施術者の技術力によって仕上がりに差が出る方法ですので、どこの歯科医院でも受けられる治療ではありません。
ダイレクトボンディングの適応症
ダイレクトボンディングの適応症
ダイレクトボンディング治療は次のような場合に適用できます。
🦷前歯のすき間の閉鎖
🦷ホワイトスポット(歯のシミ)の改善
🦷奥歯の小さな銀の詰め物の置き換え
🦷比較的小さな虫歯の治療
🦷歯が欠けた部分の補修
写真のケースは、歯は全く削っていません。
歯科の治療技術も進化しています。
歯にとってベストな治療法を選択していきたいものですね。