二次虫歯とは
二次カリエスと言われることもあり、一度治した歯が再び虫歯になることです。
一度削って治している歯なので、虫歯を取り切るとかなり大きな穴になっていることがほとんどです。
歯を失う原因にもなる二次虫歯は、避けたいものです。
二次虫歯にならないようにするためのポイント
・治療時に虫歯をきっちり取る
虫歯が残っていると二次虫歯の原因となります。治療時には神経にダメージを受けないよう、取り残しがないよう、丁寧に虫歯を取り切ります。
・適合のよい詰め物を入れる
詰め物の材質に言及されることが多いですが、何よりも重要なのは歯にピッタリと適合した詰め物を入れることです。
・歯に詰め物をしっかり接着させる
口の中にはだ液という水分があります。また歯ぐきに炎症があると歯ぐきからの出血もあります。詰め物を入れる時に、これらの水分がいかに接着する部分につかないようにするかが接着力を上げるポイントです。
・間食の回数を減らす
仕事や学校の休み時間などの合間に、アメやチョコなどを食べていませんか?口の中に食べ物が入っている回数が多くなると、虫歯になりやすくなります。間食を食べるのなら、少しずつを何回も食べるのではなく、1回にまとめて食べるようにしましょう。
・日常の手入れをしっかりする
日常の手入れには歯ブラシだけでなく歯の間を清掃する用具(フロス、歯間ブラシ)をプラスしましょう。
・歯科医院で定期検診を受ける
二次虫歯は自覚症状がないことも多いので、プロにみてもらって早めに異常に気づくことは重症化させないためのポイントです。
二次虫歯の治療例
もともと入っていた詰め物を外したら、中でひどい虫歯になっていました。
機能咬頭(噛む力がかかる部分)が残ったので、セラミックではなくダイレクトボンディングで詰めました。
虫歯はしっかり取った上で、健全な部分は極力削りたくないですね。
それと、二次虫歯予防ためには接着が命。唾液が入らないようにするためのラバーダムも必須アイテムです。
詰め物を外すと深い虫歯になっていました。
ダイレクトボンディングですき間なく詰めました。