「水道水中の天然フッ化物濃度が高いと子どもの虫歯が少なくなる」という研究結果を東京医科歯科大学が出されました。
地域によって含まれるフッ素濃度は違うということですが、自分の住んでいる地域はどうなのか気になるところですね。
フッ素は危険だと言われることもありますが、虫歯予防に有効なのは無機フッ素化合物で、食べ物にも含まれている成分なので安全です。危険と言われているのは有機フッ素化合物で、自然界には存在せず人工的に合成された物質です。
安全と言われる無機フッ化物も摂り過ぎると斑状歯などの原因になりますが、自然界にもともと存在するレベルの量で健康被害が出ることはありません。またフッ素には虫歯予防以外にも、骨折や骨粗鬆症の予防にも有効という研究結果もあります。ネットにはざまざまな情報が氾濫していますが、正しい情報を見極める目を持ち、健康維持に役立てていきたいものですね。
