顎間ゴムについて

矯正治療で、上下の歯の噛み合わせをしっかり整える段階で有効なのが「顎間（ガッカン）ゴム」です。

矯正治療がある程度進むと、上あご、下あごそれぞれのガタガタは整い、なめらかなアーチに仕上がっています。見た目の歯並びはきれいになっているので、そろそろ終わりかな？と思われる方も多いですが、この段階では上下の歯はまだしっかり噛み合っていないことがほとんどです。

そこで上下の歯をしっかり噛ませていくために使うのが「顎間ゴム」です。

顎間ゴムは患者さん自身でつけ外ししてもらうものになります。

・食事と歯磨きの時以外、なるべく長く使用してください。目安は1日22時間です。寝る時にも必ずつけてください。

・顎間ゴムは基本的に使い捨てです。外してつけ直す時は新しいゴムに交換してください。ただし装着時間が短かった時は外したゴムを再使用しても構いません。新しいゴムへの交換は1日１〜3回程度を目安にしてください。

・ゴムは指示された場所に間違わずにかけてください。

・２種類以上のゴムを使用する場合は、それぞれのかける位置を間違わないようにしてください。

目安は、目的にもよりますが数ヶ月から1年程度です。

しかし使わないと全く効果が出ず、治療期間は長くなってしまいます。

顎間ゴムを使用するのはほとんどが治療の終盤です。

ラストスパートをかけて、矯正治療を1日でも早く終わらせてきれいな歯になりましょう！！