上あごを骨格的に拡大する矯正装置MSE(Maxillary Skeletal Expander)の開発者であるWon Moon先生が来日されました。リアルで話を聴けるまたとないチャンス、張り切って参加してきました!
コロナ禍前に受講して以来でしたが、内容はかなりアップデートされていて、
とてもとても勉強になりました!!
覚え書き
・以前のものより太く長いスクリューの導入
・CT &スキャンを活用した確実な治療
・対象年齢についての考察
・拡大量の判断方法
・成人への前方牽引の応用
・適応症の範囲
・Hyraxとの効果の違い
・Air Way(気道)への効果
実際に使用している人にしか分からない内容かもしれませんが、復習のため書き出してみました!
矯正が必要なケースでは、上あごが小さいことがほとんどです。
以前は成人への拡大は限界がありましたが、MSEをうまく取り入れることで抜歯や手術の回避ができることもあります。
2015年頃から臨床に取り入れ、治療後のメインテナンスを続けているケースも増えました。
あくまでも主観的な意見ですが、動的治療終了から5〜7年のケースで、後戻りが少なく安定している症例が多いことを実感しています。
歯列咬合以外のへんかとして、鼻呼吸がしやすくなった、花粉症が改善したというケースは多数あります。
今回、Moon先生の話を聞き、今まで自分が思っていた以上に適応範囲が広がることが分かりました。
今後も積極的に活用していきたいと思います。
Thank you so much Dr.Moon!